臨床工学部

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臨床工学部の紹介

当院での業務内容は、人工透析業務、血液浄化業務、カテーテル室業務、ペースメーカー業務、手術室業務、人工呼吸管理業務、ME機器管理業務です。 すべて24時間オンコール体制です。また、機器管理の一部のみ業務委託しています。

人工透析業務

透析室はベッド数2床3クールで、主に入院中の維持透析、透析導入を目的とした患者様の治療を行っています。また、他院で透析をされている患者の入院中の透析も行っています。
臨床工学技士は、人工透析装置(コンソール)の操作、バスキュラーアクセスへの穿刺、カテーテル操作、バイタルチェック、治療終了時の血液回収、薬剤投与など行っています。また、月に一度、透析室スタッフ全員で患者様についてのカンファレンスを行い、スタッフ間の情報の共有と治療の評価をしています。
毎日、RO装置という水道水を透析用水に変換する装置の点検を行い、透析用水の水質管理も行っており治療の安全に努めております。
また、患者様のシャントトラブルの早期発見と予防のために、超音波エコー検査でのバスキュラーアクセス管理も行っています。
当院は高台に位置し、透析治療を行っている部屋から天候が良ければ、明石海峡大橋が一望できます。

血液浄化業務

CHDF(持続緩徐式血液浄化)、PE(血漿交換)、PMX(エンドトキシン吸着)、PA(血漿吸着)、DFPP(二重濾過血漿交換)、LDL吸着、LCAP(白血球吸着)、CART(腹水濾過濃縮再静注療法)など、あらゆる血液浄化療法を行っております。

アンギオ室業務

冠動脈疾患に対する造影検査(CAG)、血管内治療(PCI)の際にDr.の補助に当たるセカンド業務や、物品出し、ポリコーダ―操作などを行っています。また、血管内腔や血管径などを測定するデバイスのIVUS,OCTなどの操作、計測・解析も行っています。患者様の状態によっては、IABP(大動脈バルーンパンピング)やPCPS(経皮的心肺補助装置)の準備、接続を行い、その後の管理(点検)も実施します。
カテーテルアブレーションでは、セカンド業務の他に心内心電図解析、3Dマッピングを行っています。
また、脳血管造影、脳血栓回収、コイル塞栓術でもセカンド業務、デバイス(IVUS)操作など行っています。

ペースメーカー業務

ペースメーカー外来でペースメーカーの作動状況、電池寿命、刺激閾値、心内電位の波高値などのチェックを行っています。Dr.からの依頼で設定変更も行います。
また、患者様がご自宅に居ながらデバイスの状況を閲覧できる遠隔モニタリングも行っており、現在では100名以上のデータ管理をしています。これにより、ペースメーカー外来の頻度が減り、外来自体の時間短縮にもなるので患者様の負担軽減にもなっています。
ペースメーカー,ICD,CRT-P,CRT-DのMRI撮像にも対応しており、主に対応機種のチェック、モード変更、検査前後のチェックなど行っています。
また、ペースメーカーを植え込まれた患者様が、手術を受ける際の術前術後のチェック、設定変更等も行っております。

手術室業務

麻酔器の始業点検や整備で全身麻酔時のトラブル防止に努めています。また、脳神経術中モニタリングも行っています。脳神経モニタリングシステムを用いて開頭手術後の麻痺など、後遺症を予防するための機器です。患者様に電気刺激を与えて出現する波形をモニタすることで、神経系の変化をいち早く察知することができます。その変化や状況をDr.に伝えて神経損傷を防ぎます。

人工呼吸管理業務

院内の各種人工呼吸器の使用前後と作動中に点検を行い、いつでも安全に患者様に使用していただけるよう努めています。医師の指示の下、人工呼吸器の設定や経過観察(毎日の病棟ラウンド)を行い、安全かつ効果的な呼吸療法を目指しています。マスク換気、ネーザルハイフローなどの非侵襲的換気療法も積極的に導入しています。RSTにも参加しており、定期カンファレンス、ラウンドで患者様の早期離脱を目指しています。定期的に他職種向けの勉強会を行っており、安全かつ円滑な運用を心がけています。
また、在宅呼吸器の支援も行っており、CPAP遠隔モニタリングを導入し、患者様のデータチェックを行っています。

ME機器管理業務


医療機器管理ソフト(Mims)を使用し、ME機器1台1台をPC上でカルテ管理しています。新規機器の選定から定期点検・作動点検・返却点検・廃棄・更新の検討にいたるまで管理することで、安全で適切な運用ができるように心がけています。
また、院内の機器の所在がわかるように、ME室から機器を持ち出す際には機器管理ソフトMimsで貸出、返却処理をすることで中央管理を行っています。
機器メーカーの勉強会、メンテナンス研修にも積極的に参加し、院内メンテナンスを可能にしており、コスト削減にも貢献しています。
また、新規購入機器の定期的なME機器の勉強会を開催し、スタッフが安全に機器を使用できるようサポートしています。

最後に・・・

私たち臨床工学技士は、医師や看護師、その他スタッフがストレスなく安全に医療機器を使用していただけるよう、少ない人数ではありますが、チーム医療の一員(縁の下の力持ち)として日々努力しております。これからも「MEさんがいてくれて助かった!!」と言っていただけるよう精進していきたいと思います。