短期滞在型治療について

外科

短期滞在型治療について

静脈瘤の治療は、患者さんの症状の重症度に合わせて、できるだけ短期の治療期間となるように工夫をしています。軽症に対する高位結紮術は局所麻酔下に外来手術で行い、根治的な静脈瘤抜去術は痛みの少ない全身麻酔で行い、1泊入院で行います。静脈抜去術も希望の方には日帰り手術で行います。この場合は朝入院していただき、エコー検査で手術部位の観察の後局所麻酔と全身麻酔を組み合わせ手術を行い、数時間のベッド上での休憩の後帰宅いただきます。創の処置はその後、数回外来通院していただきます。

ヘルニア手術に対しては、基本的には腰椎麻酔か全身麻酔で行いますが、患者さんの全身状態や社会的条件などにより局所麻酔で行うこともできます。これは膨潤局所麻酔といわれる数種類の薬剤を組み合わせて手術する部位に投与する方法で、痛みに応じて追加しながら苦痛のすくない手術を行います。この場合、手術後は比較的早くから起き上がれるので、早期退院が可能です。

なお、短期治療はあくまでも患者さんの状態と希望等によりますので患者さんと担当医で相談の上決めていきます。短期滞在手術、日帰り手術をご希望の場合、お気軽にご相談ください。

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