視能訓練部

視能訓練部

視能訓練部は、眼科専門の国家資格を持つ視能訓練士4名で、医師の指示のもと、眼科での一般検査、特殊検査業務を担っています。

主な一般検査業務は、視力・眼圧・屈折・眼位・視野・色覚・角膜・眼底(造影)写真・OCT(網膜断層写真)などです。
特殊検査では、白内障手術、緑内障手術、硝子体手術などの手術前検査や、血管造影での眼底写真撮影も行っています。

総合病院である当院眼科の特色を生かして、脳外科、内科、皮膚科など、他科との連携から全身状態と共に眼の状態を把握し、検査することが出来ます。
認知症のある方など局所麻酔での手術が難しい場合では、全身麻酔下での手術が可能です。手術の不安や質問などは、眼科視能訓練部にご相談ください。

私たち視能訓練部は皆様の視覚を含めた生活を守るべく、眼科検査においてその役割を
果たせるよう、日々頑張っています。

視能訓練士って??

視能訓練士とは、眼科を専門に学び国家資格を持つ医療従事者です。眼は他の臓器とも密接に関わる大切な部位で、私たち視能訓練士は眼科でいろいろな検査を行っています。
視覚は生活している中での情報の90パーセントを担っていると言われ、視覚はQOL(クオリティー オブ ライフ=生活の質)と密接に関係しています。 眼の不調の多くは、『見えにくさ』です。ぼやける、霞む、二重に見える、暗く見える、ゆがんで見えるなど、『見えにくさ』にもいろいろあります。視力を測り、ゆがみの状態を調べたり、網膜に浮腫がないか写真を撮ったり、視神経の感度を定量したり、他にもいろいろな検査から原因を追究します。
視野検査では、緑内障の進行を測る他に、視野は脳に至るまでのどこかの部分に障害があると異常を示すので、脳疾患の早期発見につながることもあります。
他には、眼底は臓器の中で唯一血管の状態を直接観察する事が出来るので、高血圧や動脈硬化などの内科的疾患も眼底の血管から推測出来ます。 さらに腕の点滴から造影剤を流し網膜の血流を撮影する事で、血管の詰まり・漏れ・炎症などの異常を詳細に知る事が出来ます。
また、OCTでは網膜断層写真を撮影する事で、表面上では分かりづらい網膜深部の異常も見つける事が出来ます。
このように眼の見えにくさを詳しく聞き取り、眼球内のいろいろな部位の検査を行い、眼の異常を早期発見し、早期治療へとつなげるのが、視能訓練士の仕事です。

主な検査の紹介

視力測定

眼鏡合わせも行います。

眼圧測定+屈折検査

眼圧と遠視・近視・乱視の屈折を移動なく同じ機械で測れます。 車いすなど移動が大変な方は、ハンディタイプでそのまま移動なく測定出来ます。

視野検査(ハンフリー静的視野・ゴールドマン動的視野)

広い部屋に移動になりました。長い時間の検査となりますが、換気しながら安心して検査を受けて頂けます。

眼底写真撮影、OCT(網膜断層写真)

糖尿病網膜症などの眼底の記録、加齢黄斑変性など黄斑部の状態を断層で診ます。

角膜内皮測定

手術前後やコンタクト装用者など、角膜の細胞の状態を診ます。

眼軸長検査

眼球のカーブ、大きさを測り、白内障手術時の眼内レンズの計算を行います。

超音波検査

超音波で眼球内を診ます。網膜剥離、硝子体出血など眼内の状況が混濁で見えない時に行います。

CFF

視神経の状態がわかります。視神経疾患では視力低下より早期に異常に気づく事が出来るので、回復が難しい視神経疾患では大事な検査です。

HESS赤緑試験

眼筋麻痺や眼窩底骨折などでの、眼の動きが制限された時の定量が出来ます。

色覚検査

先天性色覚異常や、内服薬による副作用検査での色覚異常の有無を調べる事もあります。

立体視検査

小児の立体視、両眼視機能の発達状況を調べます。

眼に関する情報も掲示しています。眼科新聞~目からウロコ~

2019年度  神戸掖済会病院視能訓練部の検査件数  

検査名

件数

視力検査(屈折含む)

15267

眼圧検査

14200

角膜曲率半径測定

2084

角膜内皮測定

864

OCT(網膜三次元検査)

4677

眼底写真(ポラ・FAF)

1908

眼底造影剤写真

73

アムスラー・Mチャート中心視野検査

95

視野検査 ハンフリー

1774

GP

255

眼軸長検査 IOLマスター

378

エコー検査

108

HESS眼球運動検査

34

プリズム眼位検査

181

色覚検査(石原式・パネルD-15・SPP)

16

CFF視神経検査

27

シルマー涙液検査

2

眼鏡合わせ

196

 

42139

最後に・・・ 

視能訓練部では、専門の知識をもって、皆様の眼を守るべく日々業務にあたっています。 安心して眼科受診して頂ける様、わかりやすい説明を心がけ、頑張って参ります。眼の状態、目薬について、手術の不安など、診察室では聞きづらい事など、何でもお気軽にお声掛け下さい。