オプトアウトについて

 

オプトアウトについて

 通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施をします。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用い研究等については、国が定めた指針に基づき「対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありません」が、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされております。

 このような手法を「オプトアウト」と言います。オプトアウトを用いた臨床研究は下記の通りです。なお、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。

大阪大学 整形外科

研究課題

化膿性膝関節炎及び人工膝関節置換術後感染症例に対する穿刺関節

液における細菌学的検査についての検討

情報の利用目的及び利用方法

本研究は、化膿性膝関節炎及び人工膝関節置換術後感染等膝関節

感染症における発生状況、細菌学的検査の状況を明らかにすること

を目的とします。利用方法は、すでに診療目的で作成されたカルテ

上の診療情報、細菌学的検査情報を用いて解析を行います。

対象者及び対象期間

2023年12月31日までに当院に通院・入院された化膿性膝節炎及

び人工膝関節置換術後感染を発症された患者さん

利用又は提供す情報の項目

 

生年月日、性別、既往歴、合併症、治療歴、血液学的検査、血液生

化学検査、細菌学的検査(細菌培養、グラム染色等)、手術歴等

研究組織 大阪大学整形外科が主体となり研究を実施します

共同研究機関

神戸掖済会病院等(その他ホームページをご参照ください)
プライバシーの保護

この研究で得られた情報を取りまとめるために、共同研究関にあ

なたの情報を提供しますが、あなたを特定できる情報は記載しませ

ん。

また、この研究結果は学会や医学雑誌などに発表されることがあり

ますが、個人が特定できないように配慮され、あなたのお名前や住

所などが明らかになるようなことはありません。

集計された結果は国内外の学会や論文誌上で発表します。研究に用

いられた情報は研究終了5年後に廃棄いたします。

研究への参加

について

この研究の対象者に該当する可能性のある方で、情報を研目的に

利用されることを希望されない場合は、遠慮なく責任医師にお伝え

ください。たとえお断りになっても今後の治療において不利益を受

けることはありません。

当院での問合せ

この研究について、心配なことや分からないことがあればいつでも

遠慮なく責任医師に申し出てください。患者さんご希望があれば

この研究計画書及び研究方法に関する資料を入手または閲覧することができます。

整形外科 藤戸 稔高

神戸市立医療センター中央市民病院 脳神経外科

研究課題

日本国内の脳血管内治療に関する登録研究4
Japanese Registry of Neuroendovascular Therapy 4(JR-NET4)

情報の利用目的及び利用方法

日本における血管内治療(カテーテルインターベーション)の実績状況を把握し、治療成績の評価および治療成績に影響を与える因子の探索を通じ、標準的治療と術者教育の指針を確立する。また、これまで行ってきた2005年から2014年までのデータの比較、多施設共同臨床研究とデータ管理システムの基盤の確立。

利用又は提供する情報の項目

年齢、性別、発症前mRS、術者、対象疾患、実施治療法、技術的成功、治療の合併症、合併症の転帰、治療30日後のmRS、重篤な有害事象の発生、治療との関連性

対象者及び対象期間

2019年12月1日から2022年12月31日

資料・情報の管理について
責任を有するもの

研究代表機関:神戸市立医療センター中央市民病院 坂井 信幸
医療イノベーション推進センター 河野 健一
運営委員会:神戸市立医療センター中央市民病院 脳神経外科 坂井 信幸
九州大学 脳神経外科 飯原 弘二
筑波大学 脳神経外科、脳卒中予防医学講座 松丸 祐司
その他の共同研究機関:日本脳神経血管内治療学会参加施設

問合せ先

神戸市立医療センター中央市民病院 臨床研究推進センター
〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町2-2
TEL 078-302-4488 FAX 078-302-4604
E-mail c_jrnet@kcho.jp  担当者 坂井 千秋

当院での問合せ先

副院長 中嶋 千也

日本医科大学付属病院 脳神経内科

研究課題

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に脳卒中を発症した患者の臨床的特徴を明らかにする研究

情報の利用目的及び利用方法

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19)の拡大は、勢いを増し、国民の健康、経済、医療に甚大な影響を与えており、我が国の未曽有の国難と言っても過言ではないとも言えます。COVID-19の重症患者は、高齢、男性、高血圧、糖尿病、腎機能障害、心臓病を有することがリスクだと言われていますが、脳卒中とCOVID-19の関連は限られた報告しかないのが現状です。COVID-19陽性例の脳卒中患者の臨床的特徴を明らかにすることを目的とします。

利用又は提供する情報の項目

年齢、性別、血圧値、内服歴、脳卒中の治療経過、採血結果、画像所見、転帰等
これらの情報は、書面にて記載され、セキュリティ管理されたPC上に入力を行い、研究グループが管理するPCへ収集されます。登録データはアクセス制限によりシステム管理し,システム管理者のみがアクセス可能なセキュリティ措置を講じたPC内で管理します。

対象者及び対象期間

2020年1月1日から2021年5月31日までに脳卒中のために入院加療を受けた患者さん

資料・情報の管理について
責任を有するもの

研究代表機関:日本医科大学大学院 神経内科学分野
研究全体の責任者:京都大学大学院 脳神経外科 教授(日本脳卒中学会理事長) 宮本 享、日本医科大学大学院 神経内科学 教授 木村 和美
その他の共同研究機関:日本脳卒中学会が認定した全国の一次脳卒中センター900以上の施設

問合せ先

日本医科大学付属病院 脳神経内科 准教授 西山 康裕
〒113-8603 東京都文京区千駄木1-1-5
電話番号:03-3822-2131(代表) 内線:6637
メールアドレス:nomo16@nms.ac.jp

当院での問合せ先

副院長 中嶋 千也

日本脳神経外科学会

研究課題 一般社団法人 日本脳神経外科学会データベース研究事業
情報の利用目的及び利用方法 日本全国の脳神経外科施設における手術を含む医療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供するを目指すことです。
利用又は提供する情報の項目  
対象者及び対象期間 2018年以降に当院脳神経外科において入院された方
利用の範囲 患者情報・入退院情報・診療目的・診断検査・治療実績・手術等
試料・情報の管理について
責任を有する者
一般社団法人 日本脳神経外科学会
問合せ先 一般社団法人 日本脳神経外科学会 事務局 JND担当

住所:〒113-0033 東京都文京区本郷5-25-16石川ビル6階
電話:03-3812-6226
FAX:03-3812-2090
E-MAIL:jns@jness.or.jp

当院での問合せ先 副院長 中嶋 千也
備考  

日本循環器学会

研究課題 循環器疾患診療実態調査(JROAD)
情報の利用目的及び利用方法 DPC参加病院を対象にデータを収集し、データベースを作成します。データに基づいて医療の質を向上するのに必要な情報を学会員に発信し、診療の質の向上させるための基本的な資料とすることを目的としています。
利用又は提供する情報の項目 循環器内科のDPCデータ
対象者及び対象期間 平成24年4月1日以降に当院循環器内科に入院された方
   
試料・情報の管理について
責任を有する者
一般社団法人 日本循環器学会
問合せ先 循環器疾患診療実態調査事務局                             
住所:〒565-8565 大阪府吹田市藤代台5-7-1国立循環病研究センター内                 
電話:06-6833-5012
E-MAIL:j-circdb@ml.ncvc.go.jp
当院の問合せ先 院長 藤 久和
備考  

日本心血管インターベンション学会

研究課題 日本心血管インターベンション学会内登録データを用いた総合的解析
情報の利用目的及び利用方法 登録されたデータを用いて、全国的な調査・集計を行い、日本の心血管インターベンション手技の進歩と医療の質の向上に寄与すること、また、カテーテル治療を行う医師の中で優れた能力と技術を持つ医師を当学会心血管カテーテル治療専門医・認定医と認定することにより、診断・治療技術の向上と新しいカテーテル治療法の開発を図り、広く社会に貢献することを目指しています。
利用又は提供する情報の項目 J-PCI基礎情報に加えて、以下の項目の内容(予後情報)を同意が得られた施設から入力を行います。
・死亡、急性冠症候群、脳梗塞、出血、心不全、血行再建ならびにカテーテル治療に伴う合併症
データは匿名化され解析されます
対象者及び対象期間 当院で心血管疾患に対するカテーテル治療を受けた方
試料・情報の管理について
責任を有する者
一般社団法人 日本心血管インターベンション学会
問合せ先 研究事務局
CVIT 事務局  レジストリー担当
住所:〒104-0033 東京都中央区 新川 2丁目 20 番 8号 八丁堀スクエア 2階
電話:03 -6280 -4126 
当院での問合せ先 院長 藤 久和
備考  

日本不整脈心電学会

研究課題 カテーテルアブレーション症例全例登録プロジェクト
情報の利用目的及び利用方法 日本におけるカテーテルアブレーションの現状(施設数、術者数、疾患分類、合併症割合等)を把握することにより、カテーテルアブレーションの不整脈診療における有効性・有益性・安全性およびリスクを明らかにし、さらに質の高い医療を目指すことを目的とする。
※ カテーテルアブレーション治療とは、不整脈の代表的な治療方法で、不整脈を起こす原因となっている異常な電気興奮の発生個所を焼灼する治療法です。
利用又は提供する情報の項目 手術日、手術方法、性別、年齢、身長、体重、症状、診断名、不整脈の原因、合併症、退院日 等
対象者及び対象期間 当院の循環器内科で2026年3月31日までの間に、カテーテルアブレーション治療を実施された全ての方を対象とする。
試料・情報の管理について
責任を有する者
一般社団法人 日本不整脈心電学会
問合せ先

国立循環器病研究センター J-ABレジストリ事務局

住所:〒564-8565 大阪府吹田市岸部新町6番1号

電話 : 06-6833-5012

FAX : 06-6833-5300

E-MAIL : j-ab@ncvc.go.jp

問合せ先 循環器内科 医長 小谷 健
備考  

日本消化器病学会

研究課題 消化器内視鏡に関連する疾患、治療手技データベース構築(多施設共同 前向き観察研究
情報の利用目的及び利用方法 この研究は、日本消化器内視鏡学会内に設けられたJapan Endoscopy Database(JED) Project 委員会が主導となり企画された多施設共同研究です。当初は、東京大学医学部附属病院、国立がん研究センター中央病院、北里大学病院、虎の門病院、京都大学医学部附属病院、東京医科歯科大学医学部附属病院、東京慈恵会医科大学葛飾医療センター、埼玉医科大学国際医療センターの8 施設(共同研究機関)のみで開始いたしましたが、現在、日本全国の消化器内視鏡検査および治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。この様な内視鏡関連手技の全国規模の情報集積は初めてのこころみであり、患者側だけでなく、医療を提供する側にも大きな利益をもたらすものと考えています。
日本消化器内視鏡学会では、この研究で集められたデータを分析することで以下のことを明らかにすることを目的にしています。
利用又は提供する情報の項目 検査日、年齢、性別、ASA Grade、抗血栓薬(使用状況ならびに中止、置換の有無などの詳細)、喫煙歴ならびに喫煙の有無、飲酒歴および飲酒状況、悪性腫瘍、家族歴、他臓器癌既往歴、ヘリコバクター・ピロリ感染状態、内視鏡検査の予定性、外来・入院、検査目的、治療目的、鎮痙剤使用状況、鎮静・鎮痛・麻酔に関する事項、内視鏡の挿入経路、使用スコープ情報、送気の種類、特殊観察法、観察範囲、手技開始・終了時間、手技中、手技後偶発症、30日以内の死亡の有無、実施医師名(医籍番号)、副実施医師名(医籍番号)、内視鏡看護師・技師名、腹部手術歴、生涯大腸内視鏡歴、
造影範囲、挿管、胆管・膵管径、挿管難易度、胆管へのアプローチ方法 、など
対象者及び対象期間 当院において内視鏡検査・治療を受けた方
試料・情報の管理について
責任を有する者
日本消化器病学会
問合せ先 研究主任施設:電話番号03-3525-4670、日本消化器内視鏡学会事務局・Japan Endoscopy Database(JED)Project 委員会
当院での問合せ先 内科部長 林 秀幸
備考  

日本整形外科学会

研究課題 日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究
情報の利用目的及び利用方法 この研究の目的は、運動器疾患の手術に関する大規模データベースを作り上げることです。整形外科が扱う運動器疾患は、小児から高齢者まで幅広い方々を悩ませ、多くの方の健康寿命を損なう大きな原因となっています。その治療である手術の件数も年々増加していますが、その全国規模の全容を捉えられるデータベースがまだありません。全国の整形外科で情報を共有できるシステムを作り上げることは、有効な治療法や手術の安全性を科学的に確立するために大変有用です。日本整形外科学会が作りあげるこの大規模データベースに参加・協力し、より良い治療を探って参ります。
利用又は提供する情報の項目

●研究に使用する試料

 無し

●研究に使用する情報

 匿名化したID、年齢、性別、ハッシュ値(氏名、性別、生年月日などから算出される文字列)、疾患情報、手術情報、手術・麻酔時間、手術日、術者情報、看護師数、技師数、治療成績、使用した器材・インプラントなど。情報を提供して下さった患者さん個人が特定できないよう、これらの情報は完全に匿名化されてデータセンターへ提出されます。

 調査項目の詳細は、JOANRのホームページの「情報公開項目」をご覧ください。(https://www.joanr.org/about/patient)

対象者及び対象期間 2020年4月~2030年3月
利用の範囲 当院の整形外科において、運動器の手術を受けられた方を対象とします。人工関節手術、関節鏡視下手術、脊椎手術、骨折治療の手術などが対象となります。ご参加いただいた患者さんの個人情報がわからないようにした上で、診療報酬改訂に向けた実態調査などの政策対応、専門医制度のための症例データベース、医療機器の安全性向上に資するデータベース構築、また学術論文などの公表に日本整形外科学会員又は関連学会員が用います。
試料・情報の管理について
責任を有する者
公益社団法人 日本整形外科学会 症例レジストリー委員会
問合せ先 日本整形外科学会

住所:〒113-8418 東京都文京区本郷2丁目40番8号 THビル2・3・4階
電話:03-3816-3671
FAX:03-3818-2337
E-MAIL:office@joa.or.jp

当院での問合せ先 小橋 潤己
備考